2010年8月17日火曜日

工事開始


ビーム停止後、少しずつ進めていた工事案件ですが、お盆を開けて本格的にスタートしました。
上の写真は、現在のBL16の様子で、遮蔽体の天井をほぼ全て撤去してしまっています。
隣にある緑の遮蔽体はBL15に設置される小角散乱装置(大観)のものです。
これからビームが出始める10月まで、以下の工事を行います。
- 遮蔽体補強(今のままだと250kWのビームまでしか遮蔽がもたないので、1MWまで受けられるよう補強)
- T0チョッパー設置(高速中性子によるバックグラウンドを低減させるため、100kg以上の金属でできたローターを回転させて高速中性子のみを止める)
- 反射率計本体の置換(今までだましだまし使っていた旧ARISAのスリット、試料ステージ等を交換し、BL16の装置設計に適した装置に変更する)
また、通常25Hzで発生する中性子を12.5Hzに減らし、広い波長領域が使えるようにするオプションも整備中です。


ちなみに、中は今こんな感じです。

0 件のコメント: