2008年9月21日日曜日

J-PARC反射率計研究会


19日(金)にJ-PARC反射率計で目指すサイエンスについての研究会をKEKで開催しました.1日だけの非常に慌ただしいプログラムでしたが,多くの興味深い話を聞くことができました.お忙しい中,ご発表いただいた皆様どうも有難うございました.これからJ-PARCに反射率計が立ち上がっていきますが,利用者の方々と連携し新しいサイエンスを展開できればと思っています.今後ともご支援,ご協力を宜しくお願いいたします.

2008年9月18日木曜日

BL16遮蔽設置作業(9月18日)


今日は午前中だけの作業でしたが,BL17側の一番上流のパネル1枚とビームストッパーのブロックが2個つみ上がりました.明日からMLFのビームコミッショニングが始まるため,遮蔽の設置作業はしばらくお休みです.作業は10月1日からの再開を予定しています.

2008年9月16日火曜日

遮蔽体、およびビームダンプの設置

引き続き遮蔽体の設置を行うと共に、ダイレクトの中性子ビームを止めるためのビームダンプ(20t以上!)を設置しました。徐々に装置の外観が見えつつあります。

2008年9月12日金曜日

遮蔽設置作業(9月12日)


午前中に門型フレーム2つを本設置した後,BL14側のフレーム間の側面遮蔽(写真左手の薄い水色のパネル)1枚を午後に仮設置しました.来週から本格的に遮蔽設置作業が始まります.

2008年9月11日木曜日

墨出しと支柱の設置


今日はまずは墨出し。その後クレーンが空いたので、支柱となるブロック2つを設置しました。

J-PARC反射率計研究会プログラム(9月19日)

たいへん遅くなりましたが,来週19日(金)にKEKで行うJ-PARC反射率計のサイエンスに関する研究会のプログラムが決まりました.ご覧ください.

J-PARC反射率計で目指す新しい界面科学に関する研究会
日時:平成20年9月19日(金)9:00〜
場所:KEK4号館2F輪講室1

研究会プログラム

9:00-9:10(10分)
「はじめに」瀬戸秀紀(KEK物構研)
9:10-9:40(30分)
「J-PARC中性子反射率計の測定性能とスケジュール」鳥飼直也(KEK物構研)
9:40-10:00(20分)
「GISAXS/AGISAXSとの相補的利用を念頭に置いた中性子薄膜散漫散乱への期待」奥田浩司(京大院工)
10:00-10:20(20分)
「シンクロトロンX線反射率測定による液/液界面膜構造の研究」 瀧上隆智(九大院理)

10:20-10:30(10分)− 休憩 −

10:30-10:50(20分)
「固-液界面の液体組織化構造の研究:界面分子マクロクラスターを中心に」水上雅史(東北大多元研)
10:50-11:10(20分)
「リチウム二次電池の電気化学反応の解明に向けて」米村雅雄(茨大院理工)
11:10-11:30(20分)
「グラファイト表面と白金微粒子との界面相互作用」近藤剛弘(筑波大院数理物質)
11:30-11:50(20分)
「白金表面上の水構造の電位依存性−電場下の第一原理分子動力学シミュレーション−」 大谷実・池庄司民夫(産総研計算科学)

11:50-13:20(90分)− 昼食 −

13:20-13:40(20分)
「反射率法による水面高分子組織体研究の現状と展望」松岡秀樹(京大院工)
13:40-14:00(20分)
「水面上に展開した生体脂質分子の中性子反射率測定−ミトコンドリア主要リン脂質であるカリジオリピン単分子膜を中心に−」高橋浩(群大院工)
14:00-14:20(20分)
「中性子反射率測定による高分子表面・界面の構造評価」田中敬二(九大院工)

14:20-14:30(10分) − 休憩 −

14:30-15:30(60分) ディスカッション

2008年9月10日水曜日

搬入2日目


遮蔽体搬入2日目。今日はトラック3台でやや小さめ(と言っても1つ3〜7tはあるのだが)の遮蔽体ブロックを搬入しました。写真はビームライン周辺に積まれたブロックたちで、これ以外にも何個かハッチの近くに積まれています。これらの組み立ては来週から始まる予定です。

2008年9月9日火曜日

遮蔽体搬入開始


今日から遮蔽体搬入開始。朝9時から午後3時まで大型トラック5台でハッチから実験ホールに搬入しました。

8/25-9/3の建設状況


8/25-9/3にかけて、前置遮蔽体の解体と復旧を行い、ビームラインの測量を行いました。まず、1枚目の写真は前置遮蔽体解体前のものです。


2枚目は前置遮蔽を解体した後のもの。この状態で測量したところ、ビームセンターが設計から20〜30mmずれていることが判明しました。



そこでビーム取出のコンクリートブロックの配置を工夫して、何とか前置遮蔽体を復旧させることができました。それが3枚目の写真です。

今年度の計画


 今年度は、とりあえずKENSで使用していたARISA分光器をJ-PARCに移設します。予算の関係で2本のビーム取り出し口のうち1本しか使いませんが、光学系の工夫により入射角を4種類取れるようにして比較的大きなQまで測定可能にする計画です。

概略図(当初計画による)